気流の鳴る音―交響するコミューン (ちくま文庫)無料ダウンロードkindle

気流の鳴る音―交響するコミューン (ちくま文庫)

07/21/2020 08:55:22, , 真木 悠介

気流の鳴る音―交響するコミューン (ちくま文庫) は 真木 悠介 によって作成されました 各コピー0で販売されました. Le livre publié par manufacturer. Il contient 213ページ pages et classé dans le genre genre. Ce livre a une bonne réponse du lecteur, il a la cote 4.5 des lecteurs 19. Inscrivez-vous maintenant pour accéder à des milliers de livres disponibles pour téléchargement gratuit. L'inscription était gratuite.
平均的な顧客フィードバック : 4.5 5つ星のうち(19人の読者)
ファイルサイズ : 27.09 MB

気流の鳴る音―交響するコミューン (ちくま文庫)無料ダウンロードkindle - 内容(「BOOK」データベースより) 人類学者カルロス・カスタネダのドン・ファンを主人公とする4冊の著書に描かれた、〈異世界〉の感性と論理を手がかりに、人間ほんらいの生き方の発掘をめざし、人間解放の拠点を探る、コミューン構想のための比較社会学。以下は、気流の鳴る音―交響するコミューン (ちくま文庫)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
真木悠介さん(本名は見田宗介。東京大学名誉教授)の論述に関して、私は学生時代、比較的目を通していた方だろう。しかしながら、本書については見逃していたようだ。この本に気づかされたのは、実は火山学・地球科学等で著名な鎌田浩毅さん(京都大学大学院教授)の『西日本大震災に備えよ』(PHP新書2015年)であった。実際、鎌田さんは「私は30歳の頃から、『気流の鳴る音』を時には思い出し、やがて忘れ、また再び思い出し、ということを繰り返してきた」(前掲書p.158)と書き記している。鎌田さんのような自然科学を探究する研究者にまで“残像効果”を与えている当書であるけれども、確かに読み始めると、ぐいぐいと引き込まれてしまい、時の経つのを忘れてしまう。本書は、ペルー生まれのカルロス・カスタネダという人類学者がメキシコ北部に住むヤキ族(アメリカ先住民=メキシコ・インディオ)の老人(ドン・ファンと彼の友人ドン・ヘナロ)の生きる世界を描いた4部作を中心に、真木さんの論考が開展されている。私自身は、残念ながらこの4部作を目にしたことはないけれども、非常に魅力を感じてしまう。そして、この真木さんの著述は、カスタネダの著作の解説ということではなく、「(前略)目的はあくまでも、これらのフィールド・ノートから文化人類学上の知識をえたりすることではなく、われわれの生き方を構想し、解き放ってゆく機縁として、これらインディオの世界と出会うことにある」(p.41)点に主眼が置かれていることを明記しておこう。あまり微に入り細にわたる評言は避けるけれども、何と言っても吸い寄せられるのはドン・ファンたちの言葉だ。唐突な引用で申し訳ないが、例えば「自尊心てのは、履歴とおなじで、捨てねばならぬものだ」(p.47)とか、「わしらを囲む世界は神秘だ。人間が他のなによりも良いなんてことはないのだ」(p.48)とか、「どこにいようと、大地のおかげで生きていけるのさ」(p.179)などといった発言のひとつひとつが実に印象深い。それはともかく、真木さんは、ドン・ファンの“思想”を「カラスの予言」「世界を止める」「統御された愚」「心ある道」の4象限に分け、さらにそれらを「人間主義の彼岸」「〈明晰の罠〉からの解放」「意志を意志する」「〈意味への疎外〉からの解放」と置き換えている。もちろん、厳密な比較検証した訳ではないが、こうしたヤキ・インディオの古老の話を孫引きで読んでいると、私はなぜか“縄文の思想”と通底するものを感じてしまった。アメリカ先住民が、その身体的・遺伝的な特徴から「アジア大陸から渡ってきたアジア人の仲間であること」は明らかとなっている(海部陽介『人類がたどってきた道』(NHKブックス)p.257) 。最後に、ドン・ファンは「知者への道」に対する4つの「敵」をカスタネダに示した。それは「恐怖」「明晰」「力」及び「老い」である。それらの意味するところも、当書で咀嚼願いたい。本書で構想されたのは「コミューン論を問題意識とし、文化人類学・民俗学を素材とする、比較社会学」(p.38)であった。だが、そういった射程を超えた“何か”も埋もれていた。
によって 真木 悠介
5つ星のうち (19 人の読者)

0コメント

  • 1000 / 1000